注釈管理器は、スクリプトやソースプログラムの注釈(コメント等)を管理するプログラムです。
HTMLやperl、ASP等のスクリプト系プログラムを記述しているときに、バージョン管理や更新履歴管理用の注釈や処理説明用コメントが多くなり、ソースプログラムが見にくくなったり、ダウンロード時間や処理時間が余計にかかってしまうことを気にしている方はいませんか?
注釈管理器は、そういうときに役立つプログラムです。
ソースプログラムに関連付けした別の注釈専用ファイルを作成し、これとソースプログラムファイルとを連携し、あたかも一つのファイルのごとく作業できるようにします。
(2) スクロールバー同期
左右どちらかのスクロールバーを移動させると連動して他方の画面もスクロールします。
(3) カーソルキー同期
左右どちらかの画面でカーソルキーでスクロールさせると連動して他方の画面もスクロールします。
リターンキーによるスクロールによっても同様に他方の画面をスクロールします。
(4) マーカー同期
一方の画面で、オプションで指定したマーカー(たとえば"// @ マーカー文字列")位置にカーソルが来たとき、他方の画面では、同じマーカーの位置へジャンプします。
同じマーカーが複数ある場合、CTRL+(↓)カーソルキーで次のマーカーやCTRL+(↑)カーソルキーで前のマーカー位置へ順次ジャンプします。
(5) 検索・置換
文字列の検索や置換ができます。
(2) ソースファイルオプション
ソースファイルの変更と、マーカーの指定をします。
複数のマーカーをカンマ(,)で区切って指定します。
ソースファイル名を変更したとき、変更したパスのファイルを現ソースと入替えて読み込みなおす場合は「ソース再読み込み」ボタンを押します。
現ソース内容を別パスへ保存する場合は「設定更新」ボタンを押します。
デフォルトのマーカー
// @ , ## @ , <!- @
新規の注釈管理器ファイルが作成されたときは上記のデフォルトのマーカーが設定されます。
これは
// @
## @
<!- @
の3つのマーカー指定を表しています。
このマーカー記号に続くマーカー文字列が一致する行へジャンプします。
例えば
// @ 注釈開始Ver1.0
という文字列を含む行へジャンプします。
(3) ページ設定
印刷用の設定をします。
・ヘッダー、フッターの指定には以下の置換文字記号が使用できます。
&s | ソースファイル名 | | &f | 注釈ファイル名 | | &p | ページ | | %a | 曜日の省略名 | | %A | 曜日の正式名 | | %b | 月の省略名 | | %B | 月の正式名 | | %c | ロケールに応じた日付と時間の表現 | | %d | 10 進数で表す月の日付 (01〜31) | | %H | 24 時間表記の時間 (00〜23) | | %I | 12 時間表記の時間 (01〜12) | | %j | 10 進数で表す年頭からの日数 (001〜366) | | %m | 10 進数で表す月 (01〜12) | | %M | 10 進数で表す分 (00〜59) | | %p | 現在のロケールの AM/PM | | %S | 10 進数で表す秒 (00〜59) | | %U | 10 進数で表す週の通し番号 | 日曜日を週の最初の日とする (00〜53)。 | %w | 10 進数で表す曜日 | 日曜日を 0 とする (0〜6)。 | %W | 10 進数で表す週の通し番号 | 月曜日を週の最初の日とする (00〜53)。 | %x | 現在のロケールの日付表示 | | %X | 現在のロケールの時刻表示 | | %y | 10 進数で表す西暦の下 2 桁 (00〜99) | | %Y | 10 進数で表す 4 桁の西暦 | | %z、%Z | 時間帯の名前またはその省略名 | 時間帯がわからない場合には文字を入れない。 | %% | パーセント記号 | | %#c | 現在のロケールに応じた日付と時刻の長い表現 | "Tuesday、March 14、1995、12:41:29" など。 | %#x | 現在のロケールに応じた長い日付表現 | "Tuesday、March 14、1995" など。 | %#d、%#H、%#I | %#j、%#m、%#M %#S、%#U、%#w %#W、%#y、%#Y 先行ゼロがあれば削除。 | |
(4) 同期設定
OFFのときは同期メニューでチェックされていても無効となります。
(5) スクロール同期編集
ソースと注釈の位置が完全に一致した使用方法で、カーソルスクロール同期とスクロールバー同期を有効に設定して使用します。
ソースの行位置と同じ行位置に注釈が入るので、印刷したときにもわかりやすくなります。
しかし、ソース1行に対して注釈は1行しか記入できないので、複雑な注釈やバージョン管理等の注釈には不向きです。
(6) マーカー同期編集
ソースと注釈の位置が一致しない使用方法で、マーカー同期を有効に設定して使用します。
ソースの行位置と同じ行位置に注釈が入らないので、印刷したときにはわかりにくくなります。
しかし、ソース1行に対して多くの注釈を記入でき、また、ひとつの注釈を複数のソース行に関連付けすることができるので、複雑な注釈やバージョン管理等の注釈には向いています。
(7) 設定同期
同期メニューで設定が有効化(チェックマークがつく)されていて、同期ボタンがONになっていると、片方の画面で表示フォント等の設定変更を行うと、他方の設定も同じ内容に設定されます。
同期メニューで設定が無効化(チェックマークがつかない)されているか、同期ボタンがOFFになっているときは、選択されている画面のみが設定されます。
(8) 印刷同期
同期ボタンがONになっているときは、印刷は両画面が対象となります。
同期ボタンがOFFのときは、選択されている画面のみが印刷対象となります。
(9) 画面の移動
左右の画面を移動するときは、ESCキーを押します。
一度、押すごとに、カレントの画面が入れ替わります。
(10) 起動
MemPad.exeを直接起動しても良いですが、一般のファイル同様 MemPad.exeにより作成されたファイル(*.mpd)を直接開いても起動されます。
また、sendotoフォルダーへMemPad.exeのショ−トカットを格納してファイルエキスプローラ等のマウスの右クリックメニューから送っても起動されます。
さらに、ドラッグアンドドロップによっても起動できます。
MemPadファイル(*.mpd)以外のファイルをマウスの右クリックメニューから送ったり、ドラッグアンドドロップした場合はソースファイルにそのファイルがロードされ、注釈ファイルとして新規のMemPadファイル(*.mpd)が作成されます。
著作権は,JINが保有しています。
(注)
作者はこのプログラムによって起こった損害については,一切保証致しません。
メールアドレス support@j-made.biz
まで、質問、要望等どしどしお寄せください。
(2) 2002.03.19 バージョン 1.0.1
・スクロールバグ修正。
(3) 2002.04.03 バージョン 1.0.2
・複数DOCにわたるスクロールバグの修正。
↓ダイナミックリンク版でエラーが出る場合はファイルサイズは大きくなりますが、スタティックリンク版をお試しください。
ダウンロード[WWMemPad102S.exe]:スタティックリンク版自己解凍ファイル(388K)