一般的に人間は個人の性格(本質)に基づいた行動をとります。
そして、他の人は、その人の振る舞いを見て間接的に性格を知ることができます。
また、人間同士はそれぞれの性格をすべて知る必要は無く、時と場合によって必要な役割を性格に応じて演じます。
図からわかるように、夫と妻との関係はうまく行きますが、夫と、課長である妻との関係は
たぶんうまく行かないでしょう。
つまり、会社の中では、たとえ妻であっても夫として振る舞うことはNGとなるでしょう。
このように適正なインターフェースを介することにより不正なアクセスをふせげるのです。
世の中のオブジェクトはおおむねこのような仕組みで成り立っているので、この仕組みを
コンピュータのなかに持ち込むことで世の中をうまい具合にモデリングできるのです。
しかし、人間の本質には本音と建前があって、その関係は非常に複雑です。
※ オブジェクト指向の利点(理想、目的)
フレームワーク、デザインパターン、コンポーネントウエアの活用
フレームワークのレベル = 車、TV、洋服
| デザインパターンのレベル = トラック、バス、軽
| コンポーネントウエアのレベル = ハンドル、タイヤ、ブレーキ
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単純で普遍的な本質を基にシステムを構築するので、世の中の変化やユーザーニーズに左右されにくい、息の長いシステムを構築できます。
世の中の変化やユーザーニーズは業務や処理として吸収するのでシステム全体に及ぶ変更をブロックできます。
| やはり、本質が一番大切です。国の中では一次産業が本質に、二次産業が処理に、三次産業が業務に相当するでしょう。会社では製品が本質で管理が処理、営業が業務になりますかね。小麦がなければビールはできないし、ビールがなければ居酒屋はやって行けません。いくら政治や経済が発達しても一次産業や製品や技術者がないがしろにされている国や会社は息の短いシステムのように陳腐化への道をたどるでしょう。
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