UML(Unified Modeling Language)概要

  1. ステートチャート図

    非同期的なイベントが発生する状況での1つのオブジェクトの状態の遷移を表す

    用途:

  2. アクティビティ図

    アルゴリズムのフロー(手順)を表す

    用途:

  3. コラボレーション図

     コラボレーション図は
    「ある振る舞いで役割を演じるオブジェクトとそれらの関係の構造」を表すコラボレーション
    「特定の目的を達成するためにオブジェクトの間において交換されるメッセージシーケンスの動的振る舞い」を表す相互作用の2つの側面を持つ。
     コラボレーション図はオブジェクトロール間の関係を表し、シーケンス図より、より構造的な特性を表現する。

    用途:
    手続き的な設計
    パラメータ化されたコラボレーション図はデザインパターンとなる

    個別エレメントのセマンティクス:
    コラボレーション
    構造的な記述
    実行の動作的な記述
    プロパティ
    手続き引数、ローカル変数、selfリンクを表す遷移リンク
    ナビゲーション性
    シーケンス番号
    ロール
    メソッド(操作のインスタンス)
    クラス
    クラスロール display_window: WindowingSystem::GraphicWindows::Window 多重度インジケータ
    関連ロール
    マルチオブジェクト
    アクティブオブジェクト
    メッセージフロー
    塗りつぶし実線矢印
    メッセージラベル
    Predecessor:Predecessorはスラッシュ(/)が後ろに続く、カンマで区切られたシーケン
    シーケンス式
    シグニチャ
    戻り値
    メッセージ名
    引数リスト
    生成/消滅マーカ

  4. シーケンス図

     シーケンス図は時間軸に整列された相互作用(特定の目的を達成するためにオブジェクトの間において交換されるメッセージシーケンスの動的振る舞い)を表す
     (ただし、相互作用の中の関連は表示しない)
     縦軸が時間軸で水平の矢印でメッセージの伝達を表す。(メッセージの到達に時間がかかる場合は水平からの傾きで遅延を表す)
     矢印の始端のオブジェクトから終端のオブジェクトの操作が呼ばれ、その操作名を矢印の上のメッセージ名(操作又はシグナルとその引数を付加)として表しても良い。
     自分自身への呼び出しでは自分自身の操作を実行する。

    個別エレメントのセマンティクス:
    生存腺
     生存腺は特定の時間におけるオブジェクトの存在をオブジェクトからの垂直に引かれた破線で表す。
    アクティベイション
     オブジェクトがアクションしている期間を矩形で表す。
    メッセージ
     メッセージにはガード条件と、呼び出される操作又はシグナルとその引数が付属される(並行オブジェクトの場合はシグナル、手続きシーケンスの場合は操作)
     例 : [x < 0]operation(arg)

     アクティベイションの始端(スタート点)に向かう矢のメッセージは矢先に接続されたオブジェクトの操作をCallする。
     また、アクティベイションの途中に向かう(半分のやじりで表される)矢のメッセージは矢先に接続されたオブジェクトへシグナルを送信する。
     完全な矢で示されたシグナルのメッセージの場合は、スレッドを明渡さない非ウエイトのバリエーションを示す。
     さらに、オブジェクト矩形に直接入ってくる矢は、そのオブジェクトを生成するために、そのメッセージ(相手オブジェクトではない)に付属されたCreateActionにマップされる。

    用途:  リアルタイムシステムのシーケンスフロー

  5. 配置図
    コンポーネントのインスタンスの関係を表す

    用途:

  6. コンポーネント図
    コンポーネント間の関係を表す

    用途:

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