UML(Unified Modeling Language)概要

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  1. ユースケース図
    システムやクラスの機能を、システムと相互作用する外部アクターの視点から示す。(参考文献*1 6.ユースケース図 より)

    用途:
    分析段階での問題領域(ドメイン)内の理解
    設計段階でのシステムと外部との関係の整理
    全体的視点から個々の図への詳細化の手掛かり

    個別エレメントのセマンティックス:
    ユースケース
     ユースケースとは、システムまたはクラスが供給する機能の一貫したユニットであり、システムによって実行されるアクションとともに、システムと1つまたは複数の相互作用者(アクターと呼ぶ)の間で交換されたメッセージのシーケンスで表される。(参考文献*1  6.ユースケース図 より)
    アクター
     アクターとは、一貫した作業ユニット(ユースケース)の一部として、オブジェクトと直接相互作用するシステムの外にあるオブジェクトのロールである。Actor要素は、外部オブジェクトの役割を指定する。物理的に1つのオブジェクトに複数のロールを割り当ててもよいので、複数のアクターによってモデル化できる。(参考文献*1  6.ユースケース図 より)
    ユースケース関係
    コミュニケーション
     ユースケースへのアクターの参加
    拡張
     ユースケース間の関係で、拡張を提供するユースケースで指定された動作が、基本ユースケースに含まれる。
     上図《関係》部に《extends》で表す
    利用
     ユースケース間の関係で、利用されるユースケースで指定された動作が、利用するユースケースのインスタンスに含まれる。
     上図《関係》部に《uses》で表す

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